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危険な相部屋
第6章 大浴場
パンフレットとかで見たけど、やっぱり大浴場すごいなぁ…。
すごく快適!龍牙に感謝しなくちゃ…
あ、コンディショナー脱衣所に忘れた!洗い場にボディソープとシャンプーはあるけど、やっぱり男子が使う場所だからコンディショナーは置いていない。
私はシャンプーを流して立ち上がった。
ガラッ
「おーい、奈緒。俺も一緒に入るけどいいよな?」
嘘でしょ…。
私は急いでしゃがみこんだ。
どうしよう…身体隠すタオルとかないよ!
龍牙は何の疑いもせずに、私の隣に座ってお湯を体に掛けている。
「アレルギーって怪我の事隠す為の嘘なんだろ?他の奴には話合わせておくから」
「……」
もう大パニックになっていて何も答えられなかった。
「チーターとの戦いの傷って胸の方なのか?背中は何ともないな」
「……お、俺…のぼせて来たから先上がるよ…」
「は!?まだ湯船浸かってないだろ?また具合悪いのか?」
しゃがみこみながら龍牙に背中を向けて逃げようとするけど龍牙は私が具合悪いのか心配して逃がしてくれない。