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危険な相部屋
第6章 大浴場
逃げるどころか龍牙まで一緒に出ようとする勢いだ。
「もしかして、胸の傷が疼くのか!?傷が疼くとかそういうの聞いた事あるぞ!見せてみろよ」
「見ないで!お願い…」
龍牙は私の前に回って、私の手を掴んだ。
「奈緒!俺は奈緒にどんな傷があろうと動じないから!」
バッ!
龍牙は私の手を引っ張ってしまい、隠していた身体は龍牙の目の前に晒されてしまった。
「…………嘘だろ……」
「……ゃッ…見ないで…」
私の身体をモロに見た龍牙は私の手を離して頭を抱えてしゃがみこんだ。
「りゅ、龍牙….」
「ちょっと待て…色々わかんねぇ…」
沈黙の間私は身体も隠せず動けずにいた。
「………そうか!アレだな!漫画でよくある女体化したのか!」
「……違う」
「…だってさ!おかしいだろ!何で女がココに!う…」
龍牙は立ち上がって私の身体を改めて見返すと、何と鼻血を出した。
ポタポタ…
「龍牙!大丈夫!?」
「全然だいじょばねぇ…とりあえず何か着ろ!」
「ハッ!そうだよね!ちょっと待って!」
っていう龍牙もスッポンポンで龍牙のも見てしまった。