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危険な相部屋
第7章 危険な相部屋
「はぁ…でも、龍牙にバレてよかったかも」
「!」
「部屋ではバレたらどうしようって気張らなくても大丈夫だもんねっ」
「あー…まぁ、気を抜く時は部屋の鍵ちゃんと閉まってるか気を付けろよ?」
「うんっ」
しかし、女と相部屋か…しかもかなり気になってる子と…。
色んな意味で俺大丈夫なのか?
その日の夜。
同じ部屋の隣りのベッドで女が寝ているというだけで、悶々としてしまい、一睡も出来なかった。
いくら気持ちを抑えてたとはいえ、奈緒が男だと思っていた時とさすがに状況が違い過ぎる。
ピピピピピ……
目覚ましを止めて起き上がる。
奈緒は全く起きそうにない。
いつもの事で、俺が奈緒の事を起こすのが日課になっている。
俺はいつも通り奈緒の布団を剥いだ。
「奈緒、朝」
「zzz……んー…龍牙おはよぉ」
奈緒は目を擦りながら起き上がる。
しかし、いつも違った。
「な、奈緒!ソレ!」
「ふえ?」
奈緒は胸に白い包帯みたいのを巻いていないのか、Tシャツから乳首の浮いてる状態……
「龍牙はもう私が女の子って知ってるし…苦しいから部屋ではサラシ巻かなくても良いかと思って…誰か来ちゃった時にバレちゃうから駄目かな?」
「そういう意味じゃなくてだな…」
いくら女子校育ちって言っても気にしなさ過ぎだろ!