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危険な相部屋
第8章 イケナイ気持ち



龍牙は結局放課後まで戻って来なかった。


放課後は、先生に言われたトイレ掃除。


一人でトイレの掃除をしていると、拓海君がやってきた。

当たり前なんだけど…拓海君は普通に用を足し始めたので私は奥を個室を掃除するふりをして見ないようにした。


「龍牙サボりなんだっけ?」


拓海君は用を足しながら聞いて来る。


「うん…昨日寝れなかったみたい」

「よし、じゃあ手伝ってやろう」

「いいよ!俺、今日暇だから」

「遠慮すんなって!」


拓海君はそう言いながら私のいる個室の前にやってきた。

「そういえばさー…休み時間に乳首ピンクになるクリーム塗ったら匂い付きで乳首からストロベリーの匂い放ってんだけど!」

「ふふっ…あ、あの時はありがとう!」

「いや…あん時は他の奴に奈緒の乳首見られるの俺が嫌だったから…」

「え!そうだったんだ?拓海君って良い人だよね!龍牙も良い人だから類は友を呼ぶんだなって思ってたんだぁ」

「違う…そういうんじゃなくてさ…」


話しながら私は立ち上がって振り返ると、拓海君はすごく近くまで来ていた。

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