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危険な相部屋
第9章 男の秘密
その夜、奈緒も手伝ってくれて大浴場の掃除の後鍵を閉めて奈緒を大浴場に入れるようにしてやった。
今日は大人しく奈緒が出てくるまで大浴場の外のベンチで誰も来ないか見張った。
……今日の朝あんな事したわけだし、キスとか出来る仲だし、別に一緒に入ってもよくね?
コレとソレとは話は別か。
俺がキスして泣いた事ないよな…。拓海とした時あんなに泣いてたくせに。
俺が拓海に妬いてたって事に気が付いてなさそうだったな。
俺も奈緒の事が好きだというのを何となく気付いてもらえないと、下手するとただの欲求不満の女好きに思われる。
この大変な状況の時に告っても迷惑だろうから俺の気持ちは態度で示そう。