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知代の性活
第6章 九月 身も心も濡れた夜
「あぅ…はぅん…あっ…く、ん…」

 もう知代は、自分がどこを触られ、どこを舐められているのかも分からなかった。
 体中が敏感になって、どこを触られても気持ちよく、そんな空気に包まれて自然と喘ぎが漏れる。

 貫かれて訪れる絶頂とは、違った形でそれは訪れた。
 体が溶けるような、そんな感覚。

 強烈に刺激されて迎える絶頂とは違い、知代の体を暖かく包み込んだ。

「あ、あうぅ…うっ…! あっ!」

 暖かさの中絶頂した知代は、なぜかぽろぽろ涙を零した。

「イった?」

 ぐすり、と鼻をすすり上げる。

「ごめんね、刺激が強かったかな?」

 知代は小さく首を振る。
 か細く何かを言った。

「ん?」
「優しくて…嬉しかった、から…」
「そっか、よかった。ありがとね」

 ちゅ、っと触れ合うだけのキス。

「今度イく時は、ちゃんと教えてね? イくって言って」
「そんなの…恥ずかしい…」
「知代ちゃんが気持ちよくなってくれたら、私も嬉しいの」

 横に並んで、志穂に腕枕をされて、股間を責められた。
 
「私のも触って」

 囁くように、耳元で志穂の声。

「え…で、出来ない…」
「大丈夫…私の指が動くみたいに、真似してくれたらいいよ」

 おずおずと、知代の手は志穂の股間へと伸びる。
 志穂のそこも、すでに濡れている。

 ゆっくりと志穂の指が奥まで進む。それに倣って、知代の指も動く。
 志穂の指が抜ければ、知代の指も。志穂が中を掻き回せば、知代も、また。

 ふたつの湿った音と、二人の喘ぎ声が重なる。
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