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知代の性活
第7章 十月 愛をもって脱がされる
 キャンプシートの上で、和也は下半身を露出させた。
 性器は真上を向きそうなほど、硬くいきり立っている。

 明るい部屋でのセックスも知代は経験があったが、外で太陽の光の下で見ると、恥ずかしいような、そんな気持ちになる。
 思わず目を逸らしそうになり、なんとか気を取り直して、手でそっと包む。

 知代の手に握られて、ビクっと脈打つ。
 和也の呻き声が聞こえた。

「知代ちゃん…」
「…うん」

 足の間にしゃがみこむと、股間に顔を近づけた。

 男の人の匂い。
 一瞬止まった体を意識して動かす。

 舌先で軽く触れる。
 和也が体を小さく揺らす。

 舌先でチロチロと先端をくすぐる。
 途端に溢れてくる、先走りの液の味が、その動きを止めてしまう。

 舌が離れてしまう。
 知代はジャケットを脱がされ、レースのアウターを脱がされた。

 ブラジャーとタンクトップだけの上半身が、秋の空気に晒される。
 少し肌寒い。

「もう一度」
「…うん」

 再び舌を伸ばし、舌先が触れる。
 まだ嫌悪は消えてくれない。

 それでも、自分を変えるため、和也に悦んでもらうため、知代は意を決して亀頭を口に含む。

「そのまま、舌を動かして…こないだ指にしてくれたみたいに…」
「ん…」

 口に含んだそれに舌を当てる。
 形をなぞるように、舌を動かす。

 慣れない行為に、口が小さく開閉し、涎が垂れる。

「今度は、そのままで吸ってみて…」

 心なしか荒い息の和也の声。
 言われるままに少しだけ吸ってみる。

 喉の奥に先走りの液が吸い込まれ、男性の匂いが充満し、知代は口を離してしまった。

 咳き込むように息を整える知代の、黒いスカートの奥に、白い下着が見えて、和也はさらに興奮を高める。
 
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