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知代の性活
第7章 十月 愛をもって脱がされる
「だめ、こんなところで触っちゃ…んっ…」

 小声で知代が喘ぐ。

「少しでも早く終るために、ちょっとだけ触らせて」
「でも…ん…っ!」

 和也は手を添え、知代の頭を沈めさせる。
 和也の足の間にうずくまるようにして、知代は口での奉仕を再開させる。

 和也の目には、知代の白い背中。脂肪の薄い背中に背骨が浮いている。

 知代は必死に口に和也のものを含む。
 喉の奥に触れられて、吐き気がする。嫌悪は消えない。

 頭を上下させるように動かさせると、体がゆれ、肩からブラのストラップが浮く。
 和也は迷いながらも、ブラのホックを外す。

 前かがみの体から離れそうになるカップを、知代は手で押さえるも、隙間に入り込んできた和也の手が、直に胸に触れる。
 ひんやりした手の感触に、知代は体を震わせ、乳首を摘まれる感触にも、体が震える。

「知代ちゃん頑張って。気持ちいいよ」
「ん…ふっ…触っちゃ、だめ…ん…」
「いっぱい胸とか触ればその分早くイくから、もう少し我慢して」
「ん…ん、んん…」

 体の向きを変え、知代の尻を引き寄せる。
 丸く形のいい尻を撫でる手が、股間へと落ちる。

 器用に下着の脇から指が侵入してくる。
 指先に触れたそこは、ぐっしょりと湿っていた。

「あ…っ、そこ…だめ…ん…」
「すごい濡れてる…知代ちゃんも興奮してる?」

 首を振って否定しようとするも、快感に震える体は上手く動いてくれなかった。

 割れ目から抜け出た指が、何かを探るように動く。
 知代の敏感な突起に指先が触れる。

「あっ! そ、そこ…いや…ん…っ!」
「ここがクリトリスだよね。気持ちがいいところだよね?」
「だ、だめ…そんなに…んんっ…」

 身じろぎする知代の目に、外と隔てる茂みが見え、その向こうにいる子供連れの家族を思い出させる。

「こ、声が出ちゃ…あん…あ、んっ…!」
「しゃぶって。それで口塞いで」
「そんなにされたら…んん…出来ない…あっ…」

 口に含ませると、知代の喘ぎの息が亀頭をくすぐる。
 息が漏れるたび舌が触れ、その気持ちのよさに和也の指も激しくなる。
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