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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
 知代は目をきつく閉じ、ただじっと耐えている。
 
 恐怖と絶望と。

 きつく閉じた目の端から一筋涙が流れる。

 藤井の手は知代の薄い胸をまさぐる。
 Tシャツの上から見つけた乳首を指先で擦るように弄ぶ。

 体に力を込めて耐える知代に続く乳首への責め。
 
 藤井は知代の体の下から強引に手を通し、両手でその感触を楽しんでいる。
 胸は小さいがピンと勃った乳首はそれなりに大きいようだ。

 腰の下から伸ばした手は変らずに胸を弄り続け、自由に動く手で、腰から尻へのラインを辿る。
 
 そしてその手は足の付け根へ。

「ん…っ!」

 ついに限界を迎えた知代は、藤井の手を掴む。

「起きてたんだ」
「…やめて、下さい」

 つかまれた腕に力を込め、ぴったりと合わさった太股の隙間に手を潜り込ませる。

 ビクっ。知代の体が震える。

「その反応、処女じゃないね」
「やめて…触らないで」
 
 藤井に背を向けたまま、膝を抱くように体を丸めて何とか敏感なところへの侵入を防ぐ。
 後ろから回された手は太股の間に割って入れず、隙間を探すように太股を撫でる。

 ひとまず防御に成功してホッと息をつく知代だったが、膝を丸めた姿勢は前からの侵入には強いが、尻が無防備になっていることに気付かなかった。
 藤井は一度手を引き、改めて尻のほうへと手を進める。

 全く無防備な尻の中央のさらに奥、割れ目まで一気に辿り着く。

 びくり。知代がはじめて大きな反応を見せる。
 まったく予想していなかった責めに、守る術を持たず、藤井の指は下着越しに知代の性器を刺激する。

「あぅ…ん…ど、どこ触って…」
「なんだ、もう濡れてきてるじゃないか」
「う…んん…いやぁ…」
「感じてきたか?」
「そんなこと、ない…うっ…」

 片手で数えるほどの経験しか持たない知代の喘ぎ声は、指の刺激に耐えるような、本能のままのような声。
 その声で藤井は仕事中に予想した、男性経験が少ないだろうという読みが当たっていたと知った。
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