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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
 先日、やっと和也のものを咥えられるようになった。
 だからといって、他の男のものも同じように出来るわけではない。

 まだ行為に嫌悪はある。トラウマ自体は消えていない。

 それでも恋人に尽くしたい一心で、和也のものを頬張ることが出来た。
 自分の行為で和也が悦んでくれるのが嬉しかったから、知代は自ら口で奉仕した。

 しかし、今、目の前にいる男達は違う。
 知代を性欲を発散させるための道具のように見ている。当然だが、和也が向けてくれるような愛情は持っていない。

 そんな相手に体を許すわけには行かない。
 心を開くわけにはいかない。

 絶対に自ら男を悦ばせるようなことは出来なかった。
 
 一向に口を開かない知代に苛立ったか、藤井は知代の頭を掴み、顔を背けられないようにして、さらに鼻を摘む。

 息苦しさに負けて、知代が口を開いた途端に口内を蹂躙された。

「あぐ…っ…うっ…」

 奥まで一気に侵入され、喉の奥を塞がれる。。
 藤井の陰毛が鼻をも塞ぎ、息が出来ない。

 このままでは、殺されてしまう。

 一人の男に襲われることはたびたびあった。
 その時も恐怖と嫌悪に襲われたが、それが三人に人数が増えると、それは比べ物にならない大きさで知代に迫ってくる。

 和也の弟、雄二と友人の三人に犯されたこともあったが、まだ少年の彼らはここまでの強引さはなかった。
 むしろ、その経験によって、集団になった時の男の怖さを知代は知ってしまっている。
 さらに、藤井やその他の男によって、性欲を発散させようとしている時の男の怖さも。

 そして。

 男に犯され、正気を失ってしまうほどに乱れてしまった自分も、知代は知っている。

 こんなに暴力的に犯されて、そんな姿を見られるのは嫌だった。
 何より、この息苦しさから身を守らなければならない。

 知代は、自ら舌を藤井の肉棒に絡めた。

 藤井を悦ばせなければ、この苦しさから解放されない。
 口で満足させることが出来れば、自分の体を守ることが出来る。

 そう考えた知代の、悲壮な決意だった。

 和也にしている時とは違い、圧倒的な嫌悪に苛まれる。

 それでも、身を守るため、知代は必死で舌を動かし、顔を前後させ、藤井を愛撫する。
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