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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
「ん…くっ…」

 突如、下半身にもぐりこんでくる感触がして、知代は目を開けた。

 テーブルの下に入り込み、藤井が知代の足の間に顔を埋めている。
 野口はチラチラとこちらを見ながらも、周りを見張っている。

 岩田は藤井の姿を見て苦笑しつつも、胸を責める手を止めない。
 しっかりと知代の肩を抱き、体を密着させ、知代の柔らかく張りのある胸を揉み続け、乳首を弄り続ける。

 そんなことをされるなど、想像もしていなかった知代は、藤井の顔が股間に埋もれるのを防ぐことが出来なかった。
 あっという間に足の付け根まで藤井の顔は潜り込み、浴衣の中、剥き出しの知代の割れ目を目の前に見る。
 
 藤井は迷うことなくそこに口を付けた。
 
「うっ…ん…!」

 知代が体を震わせる。
 頭を抱えられ岩田のほうを向かされると、途端に岩田の舌が口の中に侵入してくる。
 胸は相変わらず執拗に責めを受け、さらに股間への責めも加わる。

 胸に全意識を集中していた知代は、股間への防御へ気をまわす余裕がなかった。

 すぐに、もう体に馴染んでしまった性の快感に襲われる。

 すでに知代のそこはぐっしょりと濡れている。

 腰の帯の下、浴衣を掻き分けて藤井が顔を出す。
 見せびらかすように、指にたっぷりと知代の粘液を絡みつかせる。

「もうこんなに濡れてるじゃないか」
「い、いや…やめて…」
「もしかして、オレ達のをしゃぶってる間に欲しくなっちゃってたか?」
「そんなこと…んっ…そんなことない…ん、あ…っ」

 割れ目に指を挿れられ、その上の敏感な突起を舐められる。
 舌を吸われ、乳首をこねるように刺激される。

 思わず声が出そうになったその時、野口がテーブルをコンコンと叩く。

 知代が野口の視線を追うと、通路をこちらに向かってくる男女の姿が見えた。
 岩田は体を離し、知代は慌てて浴衣の前を重ねる。
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