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知代の性活
第8章 十一月 全てを塞がれた夜
 指を深く差し込み広げるように掻き回すと、穴はさらに大きく広がる。

 そろそろか、と岩田は指を抜く。
 知代の体から力が抜け、大きく息を吐いた。

 また肛門に何かが触れる。
 また指を挿れられるのか、と体を硬くすると、指とは違う感触のものが押し付けられた。

 岩田の、大きくなった肉棒が、知代の肛門に侵入しようとしていた。
 知代はそれに気付いて、激しく身じろぎするも、藤井が腰をしっかりと掴み逃げることは出来なかった。

 岩田は零れ落ちる知代の粘液を肉棒に塗り、潤滑油代わりにして挿入を試みる。
 狭い穴は、きつくて容易に侵入出来ないが、それだけにその中に入ればどれだけ気持ちがいいだろうと想像が膨らむ。

「いや…そんなの、いやぁ…!」
「じっとしてろよ、動くと入らないだろう」
「やだやだ…こんなの…怖い…っ!」

 藤井はさらに力を込めて知代の腰を抱き押さえる。
 
「怖いのは最初だけだよ。すぐに気持ちよくなるから」

 岩田は言うと、躊躇わずに腰を押し付ける。

「あぅ…ううっ! 痛い…やめてぇ…っ!」

 知代の尻に触れるほど腰を押し付け、根元まで知代の肛門の中に沈む。

 そこは岩田の想像以上にきつく締め付けてくる。
 細身ながらしっかりと肉が付いた尻は強い張りがあり、その張りはしっかりと肛門の中まで続き、ぎゅうぎゅうと包み込んでくる。

 知代が泣き叫ぶのも構わず、腰を振る。

「あう、うぅ…お腹が苦しい…動かないでぇ…! あぅっ!」

 初めてのアナルセックスは、快感よりも苦しさを知代に感じさせた。
 前から入っている藤井のものとで腹の中がいっぱいになったよう、そして太い肉棒が入ったせいで肛門が裂けてしまいそう。

 若い女の感触に我を忘れたように岩田は腰を振る。
 それに合わせて藤井も下から激しく突き上げた。
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