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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
「あぅっ…! やめて、ぇ…」
 
 すでにぐっしょりと濡れた割れ目は、抵抗なく指を咥え込んだ。

「は…んん…はぁ…んぁ…っ!」
「気持ちいいか?」
「気持ちよくなんか…ん、くっ…!」

 ぐちゅぐちゅ、と藤井はわざと音を立てて責める。

「じゃあなんでこんなに音がするんだ?」
「し、知らな…もうやめて…」
「ならこっちはどうだ?」

 藤井は指を抜くと、割れ目のその上にある皿に敏感な出っ張り、クリトリスに触れる。

「あっ!」

 ひときわ大きく体をくねらせる知代に、さらに刺激を送る。

「ああっ…! い、いやぁ…そこは…ダメぇ…!」

 男性経験の少ない知代でも、そこがクリトリスで、女性の性感帯であるという知識はある。
 だがほとんどそこへの責めは経験したことがなかった。

 知代の初体験で唯一の相手でもある元彼は、高校の同級生でお互いが初めての相手だった。
 だからか彼氏の責めは不器用で、知代は快感を得る前に痛みと、幼い頃義兄によって与えられたトラウマの中で性行為をした。
 性の知識の乏しい元彼は挿入を急ぎたがり、十分な前戯を受けた記憶もあまりない。
 さらにクリトリスにいたっては、割れ目を触っている途中で偶然手が当たった程度の経験しかない。

 そんな知代に対して、藤井の指は巧みにクリトリスを刺激してくる。
 その刺激に知代は耐えられなかった。
 今まで以上の抵抗で、藤井の責めから逃れようとする。

「いやっ! いやぁ…! お願い、そこは…あうっ!」
「そんなに感じるのか?」
「違っ…刺激が強すぎ…んああっ!」
「ここ触るのやめてほしいか?」
「…お願いだから…もう、やめて下さい…」

 泣き声で懇願する知代に、藤井は内心ほくそえむ。
 堕ちるのも時間の問題、と。
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