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知代の性活
第9章 十二月 歌うためなら、性を、体を
 着替えを終えた知代が二人の元に戻ると、重倉はカメラを手に持っていた。

「似合うね。やっぱり元がいいと何着ても可愛いね」
「あの…ありがとうございます」
「ちょっと写真とビデオ撮らせてもらってもいいかな」
「あ、はい」

 重倉だけでなく、オーナーもカメラを手に持った。

 重倉がスチール担当、それをメイキング映像のようにオーナーが動画に納めるらしい。

 白布が張られた壁に立つ。
 茶色をベースにしたメイド服は白い背景によく映えた。

 上半身を包む白いブラウスはボタンに添って控え目なフリルが施されている。
 ウエストがきゅっと締まったワンピースに、フリルの付いたエプロンドレスを重ねる。
 着る人によっては胸が強調されるようなデザインだが、胸の小さな知代にはあまり見た目で効果はない。

 そしてワンピースの丈は短い。
 ニーハイソックスを履いているとはいえ太ももは全開だ。
 
 こういう場でのメイド服は作業着ではなく、性的な意味合いが強い。

 幼い見た目の知代が着ることによって、小さな子供が背伸びをしているような健気さや、そんな子にそういう格好をさせている背徳感のようなものもあり、要するに男の性的好奇心を十分にくすぐる姿だった。

 恥ずかしそうに重倉に言われるままポーズをとる知代を、オーナーのカメラがさらに捉えている。
 ここであまりに刺激的なポーズをとらせると警戒されてしまう。
 知代が恥ずかしがりつつも嫌がらないギリギリのラインを見極めてポーズをとらせた。

 スカートの裾を両手でつまんで、外側に開かせると、わずかに持ち上がった裾から白い太ももが露になる。
 色が白く柔らかそうで、見た目にも張りがある。

 スカートの裾とニーハイソックスの間の、いわゆる「絶対領域」の部分のそそられ度は、知代の恥ずかしそうな表情と合わせて、もしかしたら今まででいちばんかもしれない、と重倉は思った。
 
 重倉は、そんな知代の姿、知代の表情に股間を熱くさせた。
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