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知代の性活
第9章 十二月 歌うためなら、性を、体を
 肛門に口を塞がれ切れ切れの喘ぎを漏らす知代の、指を咥え込む割れ目と、白い尻から続く華奢な背中をしっかりとカメラに捉えさせ、重倉は才藤と目配せをする。

 才藤は心得たように知代を膝の上に抱き上げ、方向転換させる。
 才藤の胸に背中を押し付けられるように抱きしめられたかと思えば、すぐに足を大きく開かれる。

 その大きく開いた足の中央、割れ目をカメラが凝視する。

 肛門を舐めさせられる、という行為の衝撃に頭からすっかりと消えてしまっていたカメラの存在を、そこで知代はやっと思い出した。

「いや、だめ…撮らないでっ!」

 隠そうとする手を才藤が押さえ、重倉は割れ目に指を当て、左右に押し開く。

 指があたった瞬間、知代はピクリと体を震わせ、泣き声をあげる。

「いやぁ…撮らないでぇ…」

 開かれた割れ目の奥は、綺麗なピンク色。
 そのさらに奥から粘液が溢れてくる。

 再び指を挿れ中を掻き回すと、今度は遮るもののない知代の喘ぎが人気のない倉庫に響く。

「ん、あっ…! んっ…と、撮らないで…あんっ、撮っちゃ、んんっ!」

 知代の喘ぎ声に、股間から溢れる湿った音を十分にカメラのマイクに拾わせる。
 歌手の卵だけあって、澄んだ綺麗な声をしている。

 いたいけな少女が透き通るような声で、官能的な喘ぎ声を上げている。
 幼い顔を紅潮させ、指の動きにビクビクと体を震わせている。

 重倉が今まで見た、どんなアダルトビデオよりも官能的で刺激的、そしてそれを発する知代の容姿が幼い子への悪戯をしているような背徳感。

 いくらでも金が取れる素材だ。

 重倉には夢があった。

 音楽の世界で芸能プロデューサーとして活躍するのはもちろん、アイドルと性を融合させた、新しい、そして自分好みのアイドルを育てたいと思っていた。
 秋葉原で生まれた「会いに行けるアイドル」に対抗して、それを超える「ハメに行けるアイドル」を作りたかった。

 普段テレビでは清純な存在として扱われる少女が、裏ではいやらしく乱れる。
 それを一部の上客と楽しみ、金を取る。

 それが重倉の野望であり夢でもある。

 今、目の前で喘いでいる少女ならそれを叶えてくれるかもしれない。

 重倉はそう思い、気持ちを昂ぶらせた。
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