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知代の性活
第10章 一月 乱れる姿を自分で見ながら
しょんぼりと下を向く知代を見て、どうやら本気で困っているらしいと見当をつけた。
忙しいかと言われても、暇だから知代のトレーニングを覗いていたわけで、他の利用客もいない今、時間だけはたっぷりある。
随分可愛い子が必死に練習しとるな、と思って見ていた。
暖房を効かせすぎたか、時おり暑そうに額に手をやる姿が可愛らしかった。
ポニーテールと言うには長さが足りないものの、後ろでちょこんと結ばれた髪の下、白いうなじが見えている。
自分の嫁と比べて随分違うな、と思う。
見た目の悪い続木は、女性と付き合うこともなく大人になり、勧められるまま見合いをした。
我の強そうな美人で、正直迷うところもあったが、向こうが乗り気になってくれたので、そのまま結婚した。
それ以来、アクの強い妻とずっと二人暮しだ。
妻が初めての相手だった続木は、そのテクニックをなじられて以来、妻との性交渉に気が乗らなくなった。
そのせいか子供も出来なかった。
我儘で気の強い妻は続木を顎で使い、浮気も隠そうとしなかった。
妻としては、無条件に隷属する男が欲しかっただけなのだ。
そして派手な男遊びをカモフラージュするために、無口で口下手で忍耐強い自分と結婚しただけなのだ。
そうと気付いても、歌手として芽の出ない続木は妻の財産に頼るしかなく、離婚することも出来ずに今日まで表面上の結婚生活を続けている。
妻は続木を家に付属している備品のように扱い、昔は多少美人だったとしても今はぶくぶくと醜く太ってしまった妻に、続木も何の興味も抱けなかった。
忙しいかと言われても、暇だから知代のトレーニングを覗いていたわけで、他の利用客もいない今、時間だけはたっぷりある。
随分可愛い子が必死に練習しとるな、と思って見ていた。
暖房を効かせすぎたか、時おり暑そうに額に手をやる姿が可愛らしかった。
ポニーテールと言うには長さが足りないものの、後ろでちょこんと結ばれた髪の下、白いうなじが見えている。
自分の嫁と比べて随分違うな、と思う。
見た目の悪い続木は、女性と付き合うこともなく大人になり、勧められるまま見合いをした。
我の強そうな美人で、正直迷うところもあったが、向こうが乗り気になってくれたので、そのまま結婚した。
それ以来、アクの強い妻とずっと二人暮しだ。
妻が初めての相手だった続木は、そのテクニックをなじられて以来、妻との性交渉に気が乗らなくなった。
そのせいか子供も出来なかった。
我儘で気の強い妻は続木を顎で使い、浮気も隠そうとしなかった。
妻としては、無条件に隷属する男が欲しかっただけなのだ。
そして派手な男遊びをカモフラージュするために、無口で口下手で忍耐強い自分と結婚しただけなのだ。
そうと気付いても、歌手として芽の出ない続木は妻の財産に頼るしかなく、離婚することも出来ずに今日まで表面上の結婚生活を続けている。
妻は続木を家に付属している備品のように扱い、昔は多少美人だったとしても今はぶくぶくと醜く太ってしまった妻に、続木も何の興味も抱けなかった。