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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
「いや、いやぁ…そこ触らないって言ったのにぃ…!」
「触ってないだろ、舐めてるんだよ」
「やだ…いやあぁ…! ん、くぅ…!」

 知代は困惑していた。
 ほとんど感じたことのない性の快感が、体の奥から湧き上がってきていた。

 無理やりこんなことされてるのに、なんで…

 胸を触られ、割れ目の奥に指が入り、クリトリスを刺激され、そのたびに体がビクビクと反応する。
 知らずに声が大きくなっている。

 知代を襲う快感はだんだん強くなり、知代は必死で対抗する。

 しかし、男性経験の少ない知代の抵抗は、藤井の責めに対して、ほんのささやかなものにすぎなかったし、感じたくないと力を込めれば込めるほど、割れ目の奥がぎゅっと締まりさらに感度を高め知代自身を襲う。
 それでも一度入った力を抜けず、力を抜くと一気に持っていかれそうな恐怖もあり、知代は全身を硬くしたまま自ら締めている割れ目から伝わる快感に悶えた。

 やがて体を襲う快感が、大きくうねりはじめる。
 どんどん感度が強くなり、股間から溢れる愛液はさらに濃く粘度を増す。
 体が波打つのを止められず、短く早い息のせいで朦朧としてきた意識は、ついに流された。

「あっあ…ああっ! も、もうだめぇ…! やめ…ああっ!」

 知代は初めて絶頂を迎えた。
 強引な行為で強引過ぎる絶頂を。

 ボロボロと涙がこぼれ、意識が安定せず、藤井が何か言いながら笑っているのも耳に入らない。
 次に知代が気が付いた時には、藤井はすでに知代の中に侵入していて、その動きに合わせて知代の腰もうねっていた。
 誰かの声が聞こえる、と思ったら、それは自分の喘ぎ声だった。

「はぅっ、はぅっ!…いや…もう、やめてぇ…」
「何だよ急にいやがって。こんなに感じてるじゃないか」
「も、もう…は、ううっ…!」
「ここまで来てやめられるわけないだろ。もう少しだけだから我慢しろよ」
「はぅっ…く、んん…ああっ!」

 正気を取り戻した知代は、藤井に貫かれながら、それでも健気に両手で胸を隠す。
 藤井は腰を強く打ちつけ、掻き回すように腰を動かしながらその両手をあっさりと払いのける。
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