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知代の性活
第11章 二月 性も根も果てるまで
「くぅ、ん…はっ…あん…あ…!」
「コスプレみたいな格好だな。似合ってるぜ。こういうのを犯すのもいいな」

 こんな…こんなことの為に、この服を着たんじゃない。

 そんな知代の思いも、激しい喘ぎに阻まれて声にならなかった。

 大好きな和也がサプライズで来てくれて、歌を聞いてくれた。

 舞い上がるほど嬉しかった、ほんの数時間前。
 藤井に犯され、今また新堂に犯されようとしている。

 天国から一気に奈落の底まで落とされたような、そんな気分だった。

 新堂はポケットからピンクローターを取り出すと、知代の股間にあてがった。

 細かな振動がビリビリと知代を刺激する。
 
「あ、ううっ…ああっ! これ…だめぇ…!」

 知代は性具を経験済みだが、ローターは初めてだった。
 何種類かのバイブを長田に強制的に試され、その中には割れ目に入る部分から分岐してクリトリスも同時に刺激するものもあった。
 だがそれも、バイブという目的上、挿入がメインの目的になり、クリトリスへの責めは副次的なものだ。
 
 今、初めてクリトリスのみをローターで責められ、知代は激しく悶えた。
 指や舌ですら強烈に感じてしまうそこに、ローターを当てられている。

「あ、んんっ! あああっ…あっ!」

 程なく知代は絶頂を迎えた。
 黒い下着はどんなに湿りを吸い込んでも変色しなかったが、体の下に敷かれた座布団が湿っている。
 
 下着を履いたまま、知代は潮を噴いてしまった。

 ぐっしょりと濡れて重くなった下着を足から引き抜くと、新堂はクリトリスにローターを当てたまま、自らも知代の中に侵入していった。

 ローターの刺激に、新堂の肉棒。

 知代は喘ぎに喘いだ。
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