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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
「え…ちょっと…!」
「声出すなよ、向こうに気付かれるよ」
「や…やだっ!」

 すでに硬くなった股間のものを知代の尻にこすりつけるように、藤井は体をくっつけて知代の動きを封じる。
 その手は早くもスタッフシャツ越しに、知代の薄い胸を揉んでいる。

 油断していた知代は全く抵抗できなかった。
 藤井は瞬間的な動きで知代のズボンのファスナーを下ろし、その中に手を差し込んでいる。

「いや…やめて…っ!」
「声出すなって。向こうに聞こえるぞ」

 はっと息を止める知代。
 二人がいるのはパテーションで囲まれただけの休憩スペースの隅に積まれたダンボールの裏。
 背の高さほどに積まれているとはいえ、その向こうには休憩しているスタッフが数人。さらにパテーションの向こうは通路になっていて、スタッフ以外にも来場客も歩いている。

「こんなところで…だめぇ…」
「すぐに終らせるよ」
「お願いだから…」

 懇願する知代の口が藤井の口で塞がれる。
 抗議の声を上げようとした瞬間の出来事で、藤井の舌が口内に侵入してくる。
 その間も藤井の手は、知代の下着の中、すでに割れ目に指を挿れようと狭い隙間を進んでいる。

「痛…っ!」
 
 まだ濡れていないそこは、指の動きに鈍い痛みを生じさせる。
 肉を無理やりこじ開けられるような痛みに、漏れそうになる声を口に手を当てて必死に殺す。
 
 こんなところを誰かに見られたら一貫の終わりだ。

 それは藤井も同様なのだが、そんな危機感を持っていないのか、躊躇うことなく知代の体を弄ぶ。

 実は知代は知らなかったが、この時間、主だったスタッフは撤去の打ち合わせで忙しくしており、さらに開催時間も残り少ないこの時間、駆け足でブースを見て回る来場客で多少忙しくなる。
 休憩室にいるスタッフも疲れきっていて、ぐったりと椅子の背もたれに体を預けている。

 つまり、声を上げなければ見つかる可能性が少ない時間なのだが、そんなことを知るよしもない知代は、いつ見つかるかと、恐怖に身をすくめている。

 藤井の指の動きは相変わらず嫌悪感を呼び起こすが、体は反応し始め、指を動きに合わせて股間がじんわりと熱く湿ってくる。
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