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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
「ん…っ! は…ん…」

 痛みは徐々におさまり、代わって昨夜知代を散々悩ませた、性の快感が生まれる。

 何で…こんなことされて…

 藤井によって初めて性の喜びを刻み付けられた知代の体は、たった一度の絶頂で感度の絶対値を上げ、本人も思いもよらないほど簡単に、男を受け入れる準備を始めている。
 後ろから抱きすくめられ、刺激されている股間から、くちゅくちゅと音が響き始める。

「んっ…んっ…!」

 藤井の手を力いっぱい握り、何とか刺激を弱めようとするも、次々襲う快感にその手も次第に力を失っていく。
 口をきつく結び、その上から手で押さえ、顔を真っ赤にしながら知代は、快感の他にも、こみ上げてくる嫌悪感とも戦わなければならなかった。
 
 いや…いやぁ…

 少しずつ、しかし確実に快感に蝕まれていくこと自体が更なる嫌悪を呼ぶ。

 そんな知代自身の思いとは別に、股間の湿りは強くなり、藤井の指がさらに奥まで刺激する。

 膝がガクガクする。
 このままバランスを崩せば、積み上げられたダンボールを倒してしまうか、パテーションに寄りかかってしまう。パテーションは、そんなに頑丈に立てられてはいない。
 つまりそれは、外に気付かれることを意味している。

 知代は必死に下半身に力を入れ、何とか倒れずに持ちこたえるも、それに神経を使う分、責めへのガードが弱くなる。
 下半身に力を入れる分、割れ目の締め付けが強くなり、さらに感度が強まる。自ら快感を高める性器の奥から伝わる刺激は、じわじわと知代を蝕み、そして押し流していく。

「あっ…あぁ…んんっ!」
「イきそうか? イきそうならイっていいぞ」
「くぅ…んっ! あっ、ああ…」

 藤井の指の動きはどんどん激しくなり、それに合わせて知代の体がガクガクと震え、知代は人生二度目の絶頂を迎えさせられた。
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