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知代の性活
第1章 四月 強引な人生初の絶頂
 藤井の手が離れると、糸の切れた人形のように、知代はその場に崩れ落ちる。

 …終った。これで、やめてもらえる。

 男の性の心理をまだ十分に理解していない知代はそんなふうに思った。
 だが、それはもちろん間違いで、床にペタリと座る知代の前で、藤井はズボンのファスナーを下ろし、怒張したものを取り出した。

 それは床に座る知代の顔の高さ。目の前に突きつけられた。

「しゃぶれよ。オレも気持ちよくしてくれよ」

 それは絶望的な言葉だった。
 フェラチオに嫌悪感を持つ知代にとって、どんなに強要されても出来ないことだ。

 そんなことを知らない藤井は、知代の顔にそれを押し付けてくる。

「早くしないと誰かに気付かれるかもしれないぞ」
「い、いや…出来ない…」

 藤井は知代の手を取ると、強引に握らせた。

 熱くて硬いそれは、そこから圧倒的な嫌悪を知代に運んでくる。

 握らせた知代の手ごと、藤井は自らのものをしごくように手を前後させる。
 さらに硬く大きくなるそれが目の前いっぱいに広がり、知代は思わず目を閉じた。

 目を離したその瞬間に、藤井はさらに腰を近づけ、知代の顔に擦り付ける。

「口開けろよ」
「やだ…お願い…許して…」
「出来ないならマンコにぶち込むぞ。ここでマンコむき出しにするか?」

 ビクっと体を震わせる。

 多分、藤井が満足するまで終らない。満足とは藤井が射精することだ。
 射精させるには、藤井の性器を刺激しなければならない。

 もしこのまま何もしなければ、藤井は迷わず挿入してくるだろう。
 それはつまり、下半身を裸にされることになる。

 こんなところでは脱げない。
 
 なら…やるしかない。

 何よりも昨夜のように、陵辱されて自分を失うのが嫌だった。
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