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知代の性活
第14章 おまけ 性少女競艶
 料理が運ばれてきた。
 最後の仕上げこそ志穂と真紀が担当したが、英里も調理を手伝った。

 料理教室の講師の二人に、大学で『料理研究会』というサークルで活動し、今や野菜の扱いなら二人よりも上手な英里の、三人の合作の料理は、どれも素晴らしい美味しさだった。

 英里の作った、ユリ根とホタテの炊き込みご飯は知代の好みにぴったりで、思わずおかわりをしてしまったほどだ。

「もっと食べて食べて」

 英里が嬉しそうに笑う。

 冬の間に収穫されたユリ根は、二~三ヶ月経つと甘みが増す。
 ホタテと一緒に丁寧に炊き込んだそれは、ほくほくした食感のユリ根に、ホタテの旨味が混ざり、優しい味になっている。

 まだ少し遠慮している和也の皿に、志穂が料理を取り分ける。
 知代は料理の美味しさに夢中になりすぎて、彼女としての仕事をしてないな、と反省するも、志穂も真紀も、人の世話をするのが好きなのだろうか、知代にもたくさん「おもてなし」をしてくれる。

 英里も、先輩二人をサポートするように甲斐甲斐しく動き、三人の息の合い方が、少し知代には羨ましい。

 こんなに心を許せる友人を持てる三人の人柄が滲み出ているような、そんな立ち振る舞いだった。

 デザートは、知代と和也が持ってきたマンゴー。
 さらにそれに加え、スイーツを作るのが得意な真紀が、知代と英里が話していたわずかな時間に、マンゴープリンを作った。

 よく冷やされたマンゴーの果肉。
 それに添えられたマンゴープリン。

 悲鳴を上げたいくらい、美味しかった。

「うわ、これ美味い」

 あまりの美味しさに唸ってしまう和也に、知代は思わず笑ってしまう。

「あはは、美味しいマンゴーを買ってきてくれた知代ちゃんのファインプレーだね」

 真紀も嬉しそうにしている。
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