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知代の性活
第14章 おまけ 性少女競艶
「眠れない?」

 小さな声で和也が呼びかける。

「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「ううん…僕もなんか寝れなくってさ」

 知代と同じようにそれが子供っぽく思ったか、恥ずかしそうに言う和也に、知代はクスクスと笑う。

「明日、ごめんね。私達だけ残って遊んじゃうけど」
「うん、いいよ。知代ちゃんの友達、みんないい人だね」
「しかもみんな美人で」
「うん」
「あ、和也君もそう思ってたんだ?」
「え?」

 慌てるような和也の声に、知代の忍び笑い。
 夜の闇の中、二人は肩を寄せ合う。

「今日は楽しかったね」
「うん」
「明日もいっぱい遊ぼうね」
「うん」

 そんな他愛のない会話が暖かい。

 和也が知代の布団に潜り込み、体を重ねてお互いの唇を求め合う。
 知代の体を和也の手が滑る。

「あん…だめだよ…隣でみんな寝てるから…」
「少しだけ…」
「ん…でも…」
「一緒に寝るの久しぶりだしさ。だから、ね」

 社会人一年目を終えようとしている和也は、任される仕事も増えてきて、最近少し忙しい。
 知代も週一回のライブに加え、今はCDデビューを控え、二人が会える時間は前よりも減ってしまっている。

 その分、メールや電話で連絡を取り合って入るのだが、やっぱりそれだけでは物足りない。

 肌に触れ、温もりを感じたい。

 知代も和也も、そう思ってた。

 こそこそと求めてくる和也が、それでも知代は愛らしい。
 何より、知代自身が和也を欲している。

「もう…しょうがないなぁ…」

 精一杯意地悪な顔をして見せたものの、頬の緩みと体の火照りを抑えることは出来なかった。
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