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知代の性活
第3章 六月 断れなくて、自慰
 二週間後。

 コラーゲンドリンクを飲み続けて、少し肌の質が変ったように思う。
 肌の成分が完全に入れ替わるまで一ヶ月弱かかるそうなので、もっと長い期間飲み続けたら、もっと効果を実感できるのだろうか。

 でも、少しだけ、メイクののりがよくなった気がする。ちょっと手触りも変ったかも?

 知代は二週間毎日書き続けたレポート用紙を持って部屋を出る。

 梅雨特有の、じめじめとした湿気の中、クライアントの会社に着くと、会議室に通され、そこでモニターを務めた他の人に先方の会社の担当者がレポートを読みながら話を聞いている。

 男性モニターが「髭を剃る時に、剃刀負けしなくなった」と感想を述べており、コラーゲンドリンクという、女性向けの商品に男性モニターを起用した理由を、知代は理解出来たような気がした。

 知代のレポートは、どうやら先方に評価してもらえたらしい。
 社員の一人が、モニターをもう少し続行してもらえないか、と言ってくれた。
 もちろん知代に断る理由もなく、会社にも話を通してくれるということなので、契約延長となった。

 通常の仕事をしながら続けられる。ゴールデンウィークで友人と遊び、手持ちのさびしくなってしまった知代には、これもまたありがたい。
 欲しかったコラーゲンドリンクはもらえるし、知代はとても満足して会議室を出た。

 エレベーター待ちをしていると、先程「剃刀負けをしなくなった」と言っていた男性と一緒になった。
 そういう感想は先方にとってもありがたかったらしく、どうやら彼も契約延長となったようだ。

 五十代くらいだろうか? 知代は中年男性の年齢を当てられるほど、年上の人との付き合いがまだないが、お父さんと同じくらいかな、と思う。
 冴えない感じの男で、最近男性に恐怖心を持ってしまっている知代にとって、少し警戒を緩められるような雰囲気の男だった。
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