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知代の性活
第4章 七月 少年達の果てない性欲
「次はおっぱいね」
「え…」
「見せて」
「いや…」

 見せて、いや、の押し問答が数度続く。
 首を振って拒否する際に、時計が目に入る。

 二時十五分。もう十五分も経ってしまっている。
 そして、窓が開いているのが見えた。

 幸い、二階にある雄二の部屋は道路に面していることもあって、外から見られることはなさそうだが、この少年達の声が外に聞こえてしまうかもしれない。
 窓のすぐ下は道路だ。

 あまり変なことを言われると、誰かに気付かれるかもしれない。
 気付いた誰かが、和也、雄二の知り合いで、母親に言うかもしれない。
 この前を通るということは、近所の人の可能性が高く、この家の人と知り合いである可能性も高い。

 これ以上騒がれるのはまずい。

「…分かった。分かったから、大きな声出さないで」

 知代は背中に手を回し、ブラのホックを外す。
 ゆっくりと、ブラを上にずらす。

 知代の下乳が見えてきた。

 良平と正志は、固唾を呑んで見守っている。

 考えちゃだめ。考えたら手が動かなくなる。
 見せればいいの。そしたら、それで終わりにするの。もう、何か言われてもきっぱり断るの。

 ブラがさらに上にずれる。
 カップの下が乳首に引っかかる。
 上に引っ張られた小さな膨らみが、わずかに揺れて、ブラが離れる。

 知代の小さな、それでいて形の綺麗な胸が露になった。
 下着姿を見られたせいか、乳首が少し硬くなっている。

 知代は初めて自分から男に胸を曝け出した。
 知代も、そんな知代に夢中になっている少年達も気付かなかったが、それはストリップという行為だった。
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