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知代の性活
第4章 七月 少年達の果てない性欲
 良平と正志は、それぞれ左右の胸に顔を近付け、至近距離でその胸を見る。
 息が乳首にかかり、小さく知代が震える。

「もう…いいでしょ」
「もう少し。あとちょっと」

 言いながら、舐め回すようにじっくりと、知代の胸を見ていた良平が、いきなり乳首に吸い付いた。

「んっ!」

 油断していた知代は、突然襲った乳首への刺激に、素直な反応を見せてしまった。
 小さく喘いでしまった。

 少年達は、数少ない性知識の中で、女は感じると声を出す、と信じている。
 良平は知代の喘ぎを聞いて、さらに調子に乗って乳首を吸い、正志も反対の胸にしゃぶりついた。

「あ…んっ…だめ、やめてっ!」

 突然の責めにガードが間に合わなくて、胸から伝わる刺激がピリピリと頭を刺激するも、年上の大人の威厳を保とうと、知代は気丈に抗議する。
 しかし、初めて見、初めて触る女性の胸に夢中になっている少年二人には、そんな声が耳に入らなかったか、顔を押し付けるように、胸を吸い続ける。

「ん…っ、だめ…!」

 二人の頭を引き離そうとするも、すればするほど吸い付く力が強くなり、知代を襲う刺激もさらに強くなる。
 二人に体重をかけられるように胸に吸い付かれて、知代はずるずると壁から背中が滑り落ちる。

 床に押し付けられ、その胸の上に少年二人の頭。

「くっ…んっ! は…っ!」

 知代は必死に耐えた。
 
 感じちゃだめ。もっと調子に乗らせちゃう。
 声を出したら、絶対にだめ。

 いつの間にか知代は、体を襲うこの感覚が、性の快感だと認めるようになっていた。
 あんなに頭と体から追い出そうと、犯されるたびに拒否してきた感覚が、気持ちのいいものだと、今ではすっかり刻み込まれてしまった。

 知代は口を両手で覆い、声が漏れないようにと耐える。
 声を我慢すれば、その分体がビクビクと震えるが、それはどんなに頑張っても抑えられなかった。

 先日、長田とその仲間に輪姦された。
 でも、その時は一人ずつ交代でだった。

 今、知代は初めて二人に責められ、ふたつの乳首を同時に吸われる、という快感に襲われていた。
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