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知代の性活
第4章 七月 少年達の果てない性欲
「あ…うっ!」
「うわ、見てみろよ。濡れてるぜ」
「女の人って、感じると濡れるんだよね」
「じゃあ、お姉さん感じてるんだ?」

 顔を覆ったまま、知代は力なく首を振る。
 感じているなんて思われたくなかった。

 実際には、駆け抜ける快感が、ビクビクと体を震わせている。
 感じていることは確かだが、それを少年達に悟られたくなかった。

 割れ目の奥に指が入り、中を掻き回される。
 二人の少年は、それぞれに感想を言い合いながら、交代で知代の中を苛む。

「くぅ…んんっ! は、ふっ…」

 それは不器用な責めだった。
 女を襲い慣れた藤井や、常習犯であろう痴漢の指使いとは比べ物にならないほど、稚拙な動きだ。
 それでも、二人がかりで、胸も同時に責められると、どんどんと快感が強くなってくる。
 顔を覆ってしまった知代には、誰がどこを責めているのか分からない。
 ビクビクと体を震わせ、堪えきれない喘ぎを漏らし、ただただ耐えていた。

 知代自身は気付かなかったが、両手で視界を塞いでいることが、知代の体の感度を上げていた。
 しっかりと見えていれば、責められているところを集中してガード出来るのだが、見えていないために、いつ、どこを責められるのかが分からない。

 割れ目から指が抜けたかと思えば、突然のように再びいちばん奥まで入ってくる。
 良平と正志が交代した際の、わずかな時間に気が抜けそうになる。
 そして、また、いきなりいちばん奥まで指を差し込まれる。

 知代は太ももまで垂れてしまうほど、ぐっしょりと濡れた。
 少年は、ぐちゅぐちゅと音を立てて知代の割れ目を掻き乱す。

 前を開いたワンピースに袖を通しただけの姿で、少年達から遠ざかるように腰をくねらせる。
 強引に脱がされた下着は、足首に引っかかっている。

「すっげぇ、ぐちゅぐちゅになってる」
「音…立てないでぇ…あうっ!」
「すごい気持ちよさそうだね」
「気持ちよくなんか…あ、んっ!」

 このままでは、また我をなくしてしまう。
 そう知代が思った時、責めが止まった。

 知代がうっすら目を開けてみると、少年二人が下半身裸になったところだった。
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