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知代の性活
第5章 八月 初めて喉を通る感触
 新堂は足元の狭いスペースに太った体を押し込むと、知代の股間に吸い付く。
 
「あ、うっ! そんなとこ…舐め…んっ!」

 中指を差し込み、その上の敏感な突起を舌で転がすと、知代は背中を浮かせて悶える。

「そ、そこは…あっ! だめ…感じちゃう…っ!」

 感じちゃう、と知代はもう一度繰り返した。
 実はこれが、知代の口から初めて出た、直接的な性への表現だったのだが、そんなことを知るよしもない新堂は執拗にそこを責め続ける。

 知代はほどなく二度目の絶頂を迎えた。

 新堂は、舌で責めながらも器用に下半身裸になっていた。
 まだまだ味わいたい知代の割れ目から口を離さず、狭い車内で向きを変え、硬く勃起したそれを、知代の顔に擦り付ける。
 
 知代はそれを口に含むことはなかったが、喘ぐたび、吐息がかかり亀頭をくすぐる。
 
 フェラチオに嫌悪感を抱く知代は、快感に侵されながらも、顔に近付いてきた肉棒を離そうと手で握る。
 新堂が緩急をつけて責めてやると、そのたびに握る力に強弱が生まれる。

 それが面白く、さらに緩急を繰り返すと、知代は握ったり緩めたりを繰り返して新堂を刺激する。

 二度目の絶頂を迎えた体は、さらに敏感になり、あっさりと三度目の屈服をした。
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