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知代の性活
第5章 八月 初めて喉を通る感触
 そろそろかな、と新堂は知代に挿入した。

 いつまでも味わっていたいほどだったが、あまり責めすぎて体力を奪ってしまうと、挿入した時の反応が薄くなる。
 喘ぎ声自体は不器用で不細工だが、声そのものは、歌手を目指しているだけあって、澄んだ綺麗な声をしている。

 貫かれた時に、どんな声を出すのか聞いてみたかった。

 亀頭を割れ目の入り口にあて、じわじわと沈めていく。

「あ、うう…ん…」

 腰が押し入るたび、知代の背中が反り、快感を与えていると新堂に自覚させる。
 本当は一気に奥まで挿れたかった。

 新堂はそれを、忍耐力を総動員して耐えた。

 じわじわと、じっくりと、犯す。
 
 口では嫌っているものの、知代の体の素直な反応をもっと見てみたい。

 さらに腰が沈むと、より快感を求めるためにか耐えるためにか、知代の脇の下で、上半身を支える新堂の手に、知代の手がそろり、と寄り添う。

 知代の無意識のおねだり行為だった。
 理性はどうか分からないが、体はもっと強い刺激を欲しがっている。

 ゆっくりと沈む新堂を、知代は自ら腰を上げて迎え入れた。

 新堂は少し驚くも、この少女を徹底的に墜して、今後も犯し続けることも可能かもしれないと、その動きを見て思う。

 人通りのない駐車場の一角で、新堂の車が揺れ始める。
 はじめはゆっくりと、そして徐々に激しく。
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