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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第3章 夏の夜
あたしも心配だから、海斗の身体の為にできるだけ週に1度はお休みを取って欲しいと海斗に言った。
半年前から3カ月ほどは、一日中ではないけれど仕事が入っていて、丸1日休みなんてほとんど無かったから。
あたしが海斗といたいとか以前に、前倒れた時みたいに苦しむ海斗を見たくない。
だから、週に1度は休んで欲しいとあたしは我儘を言ったのだ。
”そんなに俺といたいのか?”
なんて嬉しそうに聞いてきたから、
”海斗と一緒にいれる時間が無いと寂しい”
と答えておいた。
驚いた顔をしていたけど了承してくれて、次からキチンと休みを取ってくれるようになった。
我儘と思われてもいい。
実際にこれはあたしの我儘だから。
海斗にしっかり休んで欲しいっていうあたしのわがまま。
どんなに忙しくても、たまには目覚まし時計を気にしないで眠れる日がないと休まらないと思うから。
食事の面等はしっかり勉強した。
時間が無い時でもしっかり栄養を取れるようなメニューを覚えて、たまに海斗の仕事内容によってはお弁当を渡したりもした。
海斗の為にはなんだってしてあげたい。