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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第3章 夏の夜




そんな感じで過ごしてきた最近、あまり外に出歩く事が無かったから今日の花火デートはとても嬉しかった。

あたしは勇気を出して海斗に花火大会の話をした事を思い出す。




――――――――――――
――――――


「ねぇ、海斗。」

「どうした莉愛菜?」

ベッドで二人抱き合って眠りながら海斗を見上げる。


「あのね、今度花火大会があるの…」

「花火大会?……あぁ、この辺で一番でかいやつか。」

「うん。この間海來君が教えてくれたんだ。」

「海來が?そっか。」

「………。」

「………。」

忙しい海斗にはきっと断られる。

駄目もとだけど、海斗と一緒に行きたい。

そんな気持ちが入り混じって言葉にならない。

「莉愛菜。」

そんなあたしを見て海斗が意味ありげに口を開く。


「俺は、莉愛菜のおねだりが大好きだ。
ヤッてる時の莉愛菜のおねだりなんて可愛すぎてエロすぎて一瞬で勃つな。」

「な、何言ってるの海斗?!」

「大きな瞳潤ませて火照った顔で”海斗…お願いっ…”って言う莉愛菜。
想像したら言わせたくなってきた。」

そう言って、あたしの服の中に手を滑り込ませてきた。


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