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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第4章 浴衣姿で淫らに
「はぁっ、はぁっ……んっ」
絶頂を迎えた身体はまだ小刻みに震えている。
私に覆いかぶさって息を整える海斗を見上げると目が合って、なんだかとても愛しさが溢れて来た。
海斗はとても艶のある瞳で私を見降ろしていて、いつもと違う浴衣を着た海斗がいつも以上に妖艶に感じてしまう。
だからかな、すぐ達してしまった。
息を乱すあたしを更に追い込もうと夢中な海斗は、浴衣を肌蹴させ鍛え上げられた胸元を晒して汗を滴らせる。
その姿が、あたしに夢中になっている獰猛な姿が堪らなく好きだと思った。
「まだ、足んねっ…」
海斗の背中に腕を回して抱きつくあたしを抱きしめ返してくれる手はいつもより熱い。
質量を失った物は私の中から気が付いたら抜けていた。
いつも海斗はどんなに激しくお互いが溺れていても、決してあたしの中に自分の欲望を出そうとはしない。
そういう紳士な態度が、あたしはとても好き。
大事にしてくれてるって思うんだ。
「海斗…大好き。」
「知ってる。」
顔に掛かる髪を払ってくれながら、海斗は優しく微笑んだ。