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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第2章 莉愛菜と海斗
海斗のキスはあたしを夢中にさせる。
触れるだけのキスがどんどん深くなり、呼吸の為に開いた隙間から海斗の舌が侵入してくる。
「ん……ふっ」
海斗に翻弄されて身体から力が抜けていくのが分かる。
思わず海斗の浴衣の襟元を掴んだ。
ようやく唇が離れる。
至近距離で目が合うと、海斗の瞳は名残惜しげに光っていて…
「誘ってんのか?」
そんな事を聞いてくる海斗の唇は、あたしのグロスが付いている。
「な、そんな事っ!!」
「うなじも、遅れ毛もエロい。
今すぐ脱がしてヤリてぇな。」
瞳が獰猛な光を放つ。
抱きしめられて怪しげな瞳で見つめられ目を逸らす事が出来ない。
「か、海斗。
お祭り、行こうよ。
あたし、楽しみにしてたんだよ?」
出掛けようと促すと渋った顔をしながらも諦めてくれたようだ。
あたしと海斗が浴衣を着てる理由。
それは、この町で毎年やってるお祭りに行くからだった。