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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第5章 予兆
海斗の言葉に顔を上げると至近距離で目が合った。
「言うべき時…?」
「あぁ。その時がきたら必ず話す。
だから心配も不安もいらない。
わかったな?」
まっすぐな瞳で見つめられて、自然と頷いていた。
ママに何を言ったのか気になったけど、ちゃんと話してくれるって言ってるんだから信じよう。
その時が来るのをあたしは待ってればいい。
あたしの様子を見て、安心したらしい海斗はその後意外な言葉を口にした。
「莉愛菜、海と温泉どっちが好きだ?」
あたしの頭は?マークでいっぱい。
なんでいきなりその話に??
あたしの不思議そうな顔を見て海斗は言った。
「莉愛菜に聞こうと思ってたんだ。
今思い出した。」
あ、そういう事ね。