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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第5章 予兆
「え?どっちも好きだけど。……う~ん。」
綺麗な海で遊ぶのも好きだし、露天風呂でのんびりも捨て難い。
どっちかって急に言われると迷っちゃうな。
「海斗はどっちが好き?」
あたしの質問によって、今度は海斗が頭を抱え出した。
「俺は………」
なんだかすごく真剣に考え込んでいる様子。
そこまで真剣に悩まなくてもって思って声を掛ける。
「海斗?」
ハッとした海斗は眉間に皺を寄せて考えながら口を開いた。
「俺は………
温泉に浸かって浴衣で莉愛菜とのんびりってのもいいな。
夏の浴衣姿の莉愛菜は最高だったし。
だが、よく考えたらまだ莉愛菜の水着姿は見てない。
見たいところだが、俺以外の男に莉愛菜の水着姿なんか見せられないな。」
「ちょ、ちょっと海斗?!
あ、あたし基準で考えなくてもっ」
「あ?
莉愛菜と行くんだから当たり前だろ。」