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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第5章 予兆
そんな事をしてても、まだ父さんが目を光らせてくれてるから無茶な事はしてこない。
ただ最近、重役たちや取引している会社に俺の噂が広まってるらしいという事がわかった。
その内容は俺に女がいるという事。
それだけならたいして問題は無い。
莉愛菜と付き合いだした頃は、莉愛菜のとこを考えてあまり外に二人で出掛けるようなことも無かったが、今はよく出掛けている。
その度に周りの興味を引く事になってしまうのが、莉愛菜の負担になるんじゃないかと思っていたが、莉愛菜は強かった。
俺の考えていたより莉愛菜はしっかり割り切っていて、そんなことより俺と出掛けられる事が嬉しいと言ってくれた。
そんな俺達をたくさんのこの街の人間が目撃している。
それが会社に関係する人間に目撃されてもおかしくはないだろう。