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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第5章 予兆
だが、重役や他の会社の人間達からしたら予想もして無かった話が飛び込んだ。
”清瀬海斗はメイドを結婚相手にするつもりだ”
俺がいわゆる上流階級と呼べる家柄の人間と結婚するだろうと信じ切っていた重役たちは血相を変えた。
そして俺を今取り囲んでいるのはその重役の中の数人。
俺がこの会社に入る前から父さんと共にこの会社をでかくした人達。
「専務もお分かりのように、あなたの良くない噂が出回っています。
早急に対処をしなければ。
系列会社の方からも問い合わせが来ているんですよ。」
俺はこの男達を父さんと同じくらい尊敬している。
だから俺は素直に自分の気持ちを口にする事にした。
「噂ではありません。事実です。
私は今、専属メイドをしてくださる女性とお付き合いしています。」