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莉愛菜と彼の主従関係~あなたのために~
第5章 予兆
それからいろいろな話をした。
後から父さんも加わって、重役達に話をしてくれた。
そして本庄さんまで。
重役たちは最初渋い顔をしていたものの、やっぱり父さんと一緒に手を取り合ってやって来た人達だ。
俺の尊敬できる数少ない大人達は、俺の気持ちを分かってくれた。
そして、系列会社への根回しなどを協力してくれると約束してくれた。
それになにより、重役達は莉愛菜が本庄さんの娘だという事がかなりの決め手だったようだ。
本庄さんは重役たちにも一目置かれるほどの存在。
それ程すごい人なんだ。
そんな本庄さんが、秘書兼執事だという事を知ってる重役たちに、俺は莉愛菜の事を話した。
確かに令嬢でもなんでもない。
でも俺にはそんな事どうでもいいんだ。