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第7章 変化の先に待つものは

花穂ちゃんの、
耳どころか全身がダンボ化してる様子が怖い。

「なにか？」

「ここではちょっと…」

「では、出ましょうか」

かしこまる社長をダンボから引き剥がして
私は事務所のドアを開けた。

「車、出しますか？」

私の提案に

「いえ、じゃああちらで」

と指したのは、cocoli。
ぎゃー、それは勘弁してほしい。

木戸社長はもう通りを渡ろうと歩き出している。
仕方なくそのあとに続いた。
あー、南無三…。