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キミといる場所
第10章 蜜熱
冗談なのか本気なのか、トロンとした表情からはなにも読めない。

あ!

袋をガサゴソして取り出した。
吸い飲み!

「そんなものまで買ってくる?」

「買ってきてしまったのだよ、キミのために」

ちぇ…っと呟いて、クスクス笑う。

「菜緒さんが来てくれるなんて…思ってなかった。
熱でて良かった」

「ご一報しなかったよ」

額にかかる髪に触れた。
指先に熱が伝わる。
また涙が出そうになった。

「そんなの要らない…
いつも待ってたから」

髪に触れた私の手をつかみ、

「つないでて…」

目を閉じた。

「長谷川くん…」

この手も髪の先も
にこにこ笑う笑顔も
気を遣いすぎるところも
緊張して寝ちゃう姿も
すべてが愛しくて愛しくてたまらなかった。

溢れ出した想いが頬を伝い、
戸惑うことも、怯えることもなく、
彼の唇に唇を重ねていた。
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