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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第1章 幸せなひととき
あたしはまた海斗の隣に腰掛ける。
すると腰を引き寄せてくる海斗にバランスを崩して寄り掛かってしまった。
海斗の足に手を置いた。
すると
「おい。これはどうした?」
あたしの手を持って凝視しながら言う。
ん?
あたしは不思議に思い海斗の見ている所を見ると、そこはさっきフライパンで火傷した場所。
すぐに冷やしたから平気だったけど、少しだけ赤くなっていた。
「あ、これはさっきフライパンでっ」
「火傷したのか?」
眉間に皺を寄せて言われた。
「ちょっとドジってしまいました。」
えへへっ
と笑って言うと、海斗は真剣な顔であたしの赤くなった人差し指を舐めた。
海斗の舌の感触で、あたしの身体はゾクゾクと電気が走った。
「か、かいとっ」
「ちゃんと冷やしたのか?」
聞いてくる海斗の目には、戸惑うあたしが映ってる。