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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第1章 幸せなひととき
「ハンバーグか。」
優しい顔で笑う。
やっぱり嬉しそう。
あたしも嬉しくなった。
そして二人並んで食べた。
海斗は美味しそうにあっという間に完食。
スープもサラダも残さず食べてくれた。
「莉愛菜の作る物は何でも美味いな。」
そんな事を言ってくれる。
絶対食堂に行って食べたほうが美味しいと思う。
だって食堂を任されているメインのシェフは、昔どこかの国で修業をして、国内の有名店でずっとシェフをしている人。
そんな人にあたしが叶うわけない。
それでもあたしの作る物を何でも美味しいと食べてくれる海斗を見るととても嬉しいし、もっと頑張りたいって思う。
あたしは後片付けをして、食後のコーヒーを用意し海斗に持っていく。
これもいつもの事。
夜にコーヒー飲んで、寝付けなくならないのかなって思うけど海斗は平気みたい。