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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第7章 熱~莉愛菜~
莉愛菜が呟く言葉は俺が昨日思った事と同じだった。
そっと莉愛菜を抱く力を強める。
「莉愛菜、俺も莉愛菜が恋しかった。
たった2日だが、それでも傍にお前がいないのが耐えられなかった。」
「一緒だね。」
莉愛菜が笑う。
「あぁ、一緒だな。」
どれだけ長い間莉愛菜と同じ瞬間をすごしても、愛しさはどんどん増していく。
どんどん莉愛菜に溺れている。
それから俺は莉愛菜がまた眠るまで、そして眠ってからもずっと傍にいた。
ずっと莉愛菜を腕の中に抱きしめて。
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―――――――
それから2日後。
莉愛菜は少しずつ回復してきている。
俺は最近忙しくて休みが無かったのをいい事に、莉愛菜の看病も兼ねて休みを取って付きっきりで看病している。
それには佐々木だけじゃなく、父さんも母さんも驚いていた。
昨日、父さん母さん、そして本庄さんが莉愛菜の様子を見に来た。