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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第9章 ♡chocolateより甘く蕩けて~海斗&莉愛菜~
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「ただいま。」
「おかえり海斗。お疲れ様。」
夕飯の用意をしていると、タイミング良く海斗が帰って来た。
仕事の時にしている黒縁眼鏡をテーブルに置いて、鞄を置きに行った海斗は料理の香りに誘われるようにキッチンにやってきて私を後ろから抱きしめた。
「海斗、もうご飯出来るから。
あ、先にお風呂入る?」
「いや、後で莉愛菜と入る。」
「え?!」
海斗の言葉に顔がボッと熱くなるけど、海斗はそんな事気にせずに私の首筋に顔を埋めている。
「はぁ、こうすると帰って来たって実感する。」
「いつもこうするもんね、海斗。」
ちょっと動きずらいけど、そんなこと言われたら振り払う事なんてできない。
「じゃぁ海斗、お腹すいたでしょ?
ご飯食べよ。」
私のお腹に腕を回してくっついてる海斗を誘導して、食事を始めた。
今日も海斗は美味しいと言って残さず食べてくれた。