この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第9章 ♡chocolateより甘く蕩けて~海斗&莉愛菜~
海斗が仕事に行ってる間に心を込めて作ったチョコレート。
ラッピングだって可愛くできるように練習したんだ。
あたしのてに載ったそれを見て、海斗が固まった。
「あ、あのね。海斗がチョコ苦手なのも、きっとたくさん女の子に貰うんだろうって事も分かってたんだけど。
それでも、あげたくてっ…んん!」
あたしの言葉を遮るように、両頬を掴んでキスの雨を降らす海斗。
「ありがとう、莉愛菜。」
「んっ…海斗。」
言いながらもキスを止めない海斗はそれからしばらくあたしをキスでフラフラにさせた。
「これ、くれるタイミング探してたのか。
ごめんな寝ちゃって。」
「ううん。こっちこそ、苦手なの分かっててごめん。
でも、海斗が食べやすいように作ったんだ。」
あたしがブランデーとか入れて作ったというと、興味をもったらしい海斗はそっとラッピングを取って、生チョコを口に含んだ。
「ん。いい香りがする。
それに、そんなに甘くないな。」