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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第1章 幸せなひととき
今日も夕飯までには帰ってくるって言ってたから、あたしは夕飯のメニューを考える。
「今日は何にしようかな。」
最近のメニューを思い浮かべながら考えていると、ふっと閃いた。
「よしっ!!ハンバーグにしようっ。」
ハンバーグは海斗の好物。
あたしが作るといつも美味しそうに食べてくれる。
そんな海斗の姿を見るのが大好きなの。
あたしは材料を買いに外に出た。
近くのスーパーまで行って、材料を一通り買うと店を出た。
お屋敷までの帰り道。
いつも離さず持っていろと言われてるケータイが鳴った。
画面を見ると海斗からだった。
「もしもし、海斗?」
『あぁ、俺だ。……お前、どこにいるっ?』
急に真剣な声になった海斗にあたしは買い物で外に出ている事を話す。
『一人か?』
「はい。一人ですけど、どうかしましたか?」
海斗の声が低くなるからあたしは首を傾げた。