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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第2章 ♡デザートはいかが?


そして強く抱きしめられる。

海斗の匂いと、汗の匂いに包まれる。

あたしは海斗の背中に腕を回した。

「いつも莉愛菜を前にすると抑えられない。
つい激しくしてお前を壊そうとしてしまう。
それなのに、そんな事言ってくれるのか?」

あたしの首筋に顔を埋めながら少し悲しそうな声を出す海斗。

「だって、それが海斗の愛情表現でしょ?
あたしは海斗をちゃんと受け止めたい。
いつもそう思ってるよ。
そうやって、まっすぐに気持ちをぶつけてくれるから、あたしはすごく嬉しい。
激しくされても、愛されてるってわかるから。」

背中に回す腕に力を込めてギュッと抱きしめた。

すると同じように抱きしめ返してくれる。


「ちゃんと、伝わってたか?
乱暴で、嫌じゃないか?」

「嫌じゃないよ。
海斗があたしに自分を曝け出してくれて嬉しい。」

本当の海斗を見せてくれて嬉しい。



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