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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第3章 熱~海斗~


部屋に入りベッドに海斗を寝かせる。

早速佐々木さんが海斗を看てくれた。

あたしは寺井さんと恭介さんに海斗の着替えを手伝ってもらってから、何かあったら連絡すると伝えて送りだした。

静かになった部屋。

海斗の荒い息遣いだけが響く。

とっても辛そう…

「熱がやっぱり上がってるみたいだ。」

佐々木さんに渡された体温計を見てびっくりした。

39.3度?!

「こ、これって…」

びっくりして口ごもってしまった。

「点滴をしておこう。
後でまた様子を見に来るから、りーちゃん心配しなくていい。」

さっき小さく震えていたのは熱が上がってたからなんだ。

佐々木さんが点滴を打ってくれたので少し安心した。

点滴はかなり早く薬が効くって聞いたから。

「わかりました。
海斗、すぐ楽になるよ。」

佐々木さんに返事をして、寝ている海斗の手を握りしめた。


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