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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第5章 願い事~莉愛菜~
するとその時
「やぁ~、疲れたね。
休憩休憩っと!」
大きく伸びをしながら拓海パパとあたしのパパ、そして医務室の佐々木さんが入ってきた。
「パパ!!」
あたしはパパに駆け寄って抱きつく。
「莉愛菜、宿題してたのか?」
「うん!たんざくにおねがいごとかいたの。」
パパはあたしをギュッと抱きしめてくれた。
「莉愛菜~。こっちのパパには?
こっちのパパにはギュッてしてくれないのか?」
隣を見るとたくみパパが両手を広げて待っていた。
あたしはそこへ走って行く。
「たくみパパ~。」
「あぁ~可愛いなぁ、莉愛菜。
本当に可愛いよ。癒しだねまったく。」
「拓海様、りーちゃんにパパと呼ばせてるって本当だったんですね!!」
佐々木さんがびっくりしていた。
「父さん達、休憩に来たの?」
「あぁ、そしたらそこで佐々木に会ってな。
一緒に来いと誘ったんだ。」