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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第5章 願い事~莉愛菜~
「そうだけどさぁ~、形にして見せられるとショックなんだよぉ~。
娘を嫁にやる気分ってこうなのかな?」
「拓海様、私はいったいどうすればいいのでしょう?」
「本庄、気をしっかり持て!!
莉愛菜はまだ小学校1年生。今そう言ってるだけだ。
それにすぐ嫁に行くわけじゃない。」
「はい。はい、そうですね。
今からこうでは駄目ですね。」
「あはははは、りーちゃんはすごいな。
もう大人の男二人を虜にして。
こりゃ、将来は魔性の女か?!」
「ましょーのおんな?」
「莉愛菜の可愛さに悪い虫がうじゃうじゃ食いつくな。
今から阻止する方法を考えておかないといけないな、本庄。」
「そうですね。野蛮な輩は徹底的に排除せねばなりません。」
「とりあえず落ち着けば?
これ、たかが七夕の短冊だよ?」
海斗お兄ちゃんの言葉に、一気に静まり返る部屋。
あたしは違う意味で固まっていた。